もぐもぐコラム

vol.12北沢公使 健康に暮らす「信州ふーど」の魅力

信州の山里で、古民家を再生し、風土が恵む地産地消の料理をして

生業を続け、30年になる。

 

日々、「料理をして食べるのは、何のためか?」「健康で暮らし生きるための基本だ」と、

自問自答して、とうに古希を過ぎたが、健康で料理人の仕事を続けている。

 

料理人として関わる、食による地域活性化事業・料理講習会・講演・ユーチューブ製作

に同行など、信州の各地を訪ねる機会が多い。

 

今回は、南信州地域の食アカデミーにお伺いした。

7月だったので、 「ていざなす」(クリックで図鑑が表示されます)

など、伝統種の夏野菜が多数、会場に用意されていた。

南信州の風土が恵む伝統野菜の色彩・形・味香・・・

さらには、風土の魅力を、料理によって、食べ手にどう伝えるかが、

料理する意義でもある。

 

良質の農林水産物の食材に、余計な手(包丁・調味料・加熱・調理道具・時間など)

を加え過ぎてしまって、食材が持っている魅力を失い、

さらには不健康の料理にしてしまうことが多い。

特に、調味料には気を付けたい。

 

「おいしい信州ふーど」が提唱している

「プレミアム、オリジナル、ヘリテイジ、サステイナブル」に、「ヘルシー」を加えたい。

 

信州の風土が恵む「少量生産・高品質・多品種」の農林水産物を、

地産地消の料理によって食べ、日々、健康で暮らしたいものだ。

 


北沢 正和
おいしい信州ふーど公使
北沢 正和さん
株式会社しなの文化研究所
手打そば山菜彩料理「職人館」館主
第7回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」シルバー賞受賞